大乗院 三仭坊(だいじょういん みひろぼう)

恩返し

1月に生まれた息子は、すくすく成長して、
5か月になりました。
いっしょにスーパーへ買い物に行くと、
知らない人によく「まるまるしてしっかりした赤ちゃんだねー」
と声を掛けてもらえます。

そして、よく助けてもらうこともあるのです。
電車に息子とのると、席を譲ってくれたり、
エレベーターにのるとき、細かい配慮をしてくれたり、
なんてみなさん優しいんだと感じています。
そしてこの恩は、誰か困っている人に私も還していこうと決心するのです。

先日、
住職と副住職がペット葬儀の葬祭ディレクター試験のため、
いっしょに東京へ行ってきました。

東京のどの駅も階段が多く、エレベーターはすごく遠いですよね。
それに人も田舎と違ってどの駅でもいっぱい。
5歳の娘はいろんな電車が通るのを興味津津でみていました。
山手線のある駅で乗り換えるとき、
8か月くらいの赤ちゃんを抱っこひもで抱っこして、
ベビーかを片手に、その反対の肩には大きなマザーバッグを持った女の人が
改札から入ってきました。
改札の目の前は長く多い階段。。。
彼女は全部持って階段を上っていきました。
その後ろ姿は、都会の人は本当に強くてたくましいなと 田舎者の私はあまちゃんだなぁと
関心しながら反省して・・・

そんなことよりも、
同じ母として、「手伝いましょうか?」と声を掛けるべきだったなと少し後悔しました。
知らない人が私や息子に親切にしてくれている恩を渡すチャンスを逃した様な気持でした。

次の日、帰りの電車で高校生くらいの女の子に
またしても席を譲って頂きました。

みんな自然に、にこにこと親切にしてくれる。
私もちゃんと恩のタスキリレーにのっからないと!!

モバイルバージョンを終了