当山は、過去に二つの寺院が一つになった経緯で本尊様を、ニ体お祭りしています。
全体的には、新しくかんじられますが、1550年前の前方後円墳(庚申塚古墳)の後円の上に在ります。平成17年度の都市計画による境内整備工事に於いて、埴輪の一部分が数点出土しました。石垣と本堂までの26段の石段は、220年前のものと推定されています。本尊庚申さまは、寺伝では、室町期の作と伝えられ、三猿はいません。三ひろ坊さまはやはり室町期の作と伝えられています。江戸時代には遠州の七坊として、隆盛し幕府の庇護も受けましたが、明治期に廃仏毀釈で、30年間寺格を失いました。大正期に復興され、現在にいたっています。
庭
平成18年都市計画の一環で境内整備が行われ完成した庭です。
四季の移ろいを感じられます。
地獄、餓鬼、畜生、修羅、人、天の各世界で苦しんでいる人々を救って下さいます。
桜
境内には、老木の桜があり、春には見事な花が咲きます。
弁天様
弁天様は流れの神様で、福徳をもたらして下さいます。
護摩場
4月の大祭には、火渡りが行われ、多くの信者さんが厄除けに渡ります。
お庭の真ん中で、やさしく来山者をお迎えしています。
大乗院本堂
約220年前の建築です。大青面金剛(庚申様)を本尊として祭り、脇仏として、役行者、理源大師、弘法大師などを配置しています。
三仭坊本堂
三仭坊大権現を本尊として祭り、脇仏として、不動明王、聖観世音菩薩などを配置しています。
毎月27日には月並み祭が行われます。